クロアチアからコルチュラ島へのフェリーを比較

クロアチアとは

クロアチアは中央ヨーロッパの南西に位置する国家で、1,000以上の島々を含み、近年ますます人気が高まっている旅行先です。 クロアチアには百を超える「ブルーフラッグ認証ビーチ」や多数の自然保護区があり、同国は世界で20位以内に入る人気の観光地として毎年1,000万人以上の人々を受け入れています。 また、クロアチアは、特にバルカン諸国からフェリーでアドリア海を経由しイタリアを訪れる際の便利な出発地でもあります。フェリーは北イタリアへ向かう短時間の高速旅客フェリーから、アドリア海南部を渡る長め優雅な航海まで、様々なルートが存在します。 季節限定で運航される高速の旅客双胴船では、イストリア半島の沿岸部から北イタリアへ比較的安価な運賃で渡航することができます。 また、多数の船会社が従来型のカーフェリーをクロアチアからイタリアへ運航しています。フェリーは通常スプリトやドゥブロヴニクから出航しますが、季節限定でフヴァル島発の便を利用することもできます。

コルチュラ島とは

コルチュラ島は、クロアチア共和国ダルマチア地方のアドリア海に浮かぶ島です。 この島は、レトロな町並み、緑に覆われた深い森、広大なブドウ畑など、美しい風景が魅力のリゾート地です。南部には、青く輝く海や、多数の綺麗な砂浜が存在します。 コルチュラ島を代表する観光名所はその旧市街です。中央には塔がそびえ立ち、オレンジ色の屋根を家屋が集まり、路地は魚の骨状に広がる興味深い風景が特徴です。この旧市街は、市民を強風から保護するため、このようなデザインになったと言われています。 旧市街の広場に位置する聖マルコ大聖堂は、一見の価値がある観光スポットです。ルネサンス様式の教会内には、歴史ある貴重な絵画が飾られています。 南東部の町ルンバダには、コルチュラ島名産のワインを製造するブドウ畑があります。活気ある中心地コルチュラとは異なり、ルンバダは静かで落ち着いた雰囲気が魅力です。 また、島はオリーブオイルの輸出でも有名です。オイルの生産は、主に西沿岸部のヴェラ・ルカで行われており、郊外にはオリーブオイル博物館が位置しています。館内では、実際に名産のオリーブオイルを購入したり、採集用の器具を見学できます。 コルチュラ島は豊かな歴史と様々な慣習を誇ります。中でも、17世紀に起源を持つ刀を使った武術「モレシュカ」が有名です。モレシュカは、ベールで覆われた女性をめぐり、民族衣装を着た二つの集団が戦う内容の舞踏です。かつては特別な行事でしたが、現在は観光客のため毎週開催されています。 コルチュラ島のヴェラ・ルカは、イタリアのペスカーラとフェリーで結ばれています。毎週数便の運航があるこのフェリーは、およそ4時間30分で目的地に到着します。